ロープが首に絡まり重体の男児、意識が回復…「ママ」と声出すこともできるように

３歳の園児が事故に遭った、保育園にある土の山（２日午後５時４５分頃、埼玉県久喜市で）

　埼玉県久喜市の「なずなの森保育園」で今月２日、遊具のロープが首に絡まり男児（３）が重体となった事故で、その後、男児の意識が回復したことが２４日、捜査関係者への取材でわかった。入院治療は続いているが、「ママ」などと言葉を声に出すことができるようになったという。

　男児は２日午前、園庭で遊んでいた際、土の山（高さ約１・５メートル）の上部から斜面伝いに同日取り付けられたロープが首に絡まり、低酸素脳症になった。

　この事故は、県警が業務上過失致傷容疑を視野に入れて捜査しているほか、市も児童福祉法に基づく特別指導監査を１６日から実施している。