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自民党・石破茂元幹事長(2023年4月13日撮影)
自民党の石破茂元幹事長は27日までに自身のブログを更新し、次期衆院選から新設される東京28区や同29区の候補者調整をめぐり自民党と公明党の対立が深まっている問題について、私見を記した。
【写真】石破茂氏「まだ生きてます」
公明党の支援がなければ、当落線上にある自民党議員の中には落選危機にさらされるケースが出かねないと、危機感が漂っていることを念頭に「自分で努力を十分にしないままに、他党の票を当てにしてはなりません」と、苦言交じりにつづった。
石破氏は、自公連立政権における公明党の役割に言及。「自民党には時に理念に走り、本当の弱い立場の人々に目が行き届かない面があることは事実」とした上で「公明党がこれを是正してきた連立政権の妙味は大きいと思います」と記した。その上で「選挙で当選できるだけの得票を自分で開拓せねばならないのは当たり前で、その上で公明党の協力が得られるのは有り難いこと」「自分で努力を十分にしないままに、他党の票を当てにしてはなりません」と、自力で選挙を勝ち抜ける力をつけるべきとの認識を示した。
自身の選挙区がある鳥取での国政選挙では、選挙のたびに政策協議を行い、政策協定を文書にして取り交わしているとして「『何のために協力するのか』を明確にすることも重要なことだと思っています」とも指摘した。
自民党東京都連内に「公明党と一緒にやれば岩盤保守層が離れていく。公明党と決別することにより新たな支持層が期待できる」という強気の意見もあるとされることに触れ「私はその論には与しませんが、それならそれで一つの考え方かもしれません」と指摘。「連立によって政権の安定を図ることはあくまで手段であって、権力の獲得や維持が自己目的なのではありません。安定した政権によって何を目指すのかが今一つ国民に見えにくくなっている現状に、少しでも変化が生まれるのであればむしろ望ましい面もあるのではないでしょうか」とも記した。
公明党は一連の調整をめぐる自民の対応に反発し、東京28区での候補擁立は断念、東京での自民党との選挙協力を解消することなどを25日、自民側に伝えている。
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