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「news zero」(日本テレビ系)で月曜レギュラーのキャスターを務めている「嵐」の櫻井翔(41)に対して、視聴者から厳しい声が上がっている。故ジャニー喜多川氏の性加害疑惑について「ダンマリ」を決め込んでいるからだ。
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5月15日の放送で疑惑は取り上げられたものの、VTRが終わると画面に映し出されたのはメインキャスターの有働由美子アナウンサー(54)。「この件については、番組で話し合って私が話します」とすべてを引き取り、櫻井の“敵前逃亡”をアシストした格好だ。
また、その翌週となる22日の放送では疑惑が扱われることすらなく、2週連続で沈黙。相次ぐゼロ回答には、「ジャニーズ性被害を語らなかった櫻井翔はキャスター失格」といった不満がツイッターに渦巻いている。
一方で、自身の出演番組で疑惑に言及した東山紀之(56)に対する声は櫻井に対するものではないにしろ、やはり厳しい。21日放送の「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)に出演した東山は、「この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力、待ってもらいました」と暗に櫻井をかばった。
このひと言は、番組や局を超えて発言内容を擦り合わせたとも取れる言い回しだったため、放送法に違反するのではという指摘が上がるなど、評判は芳しくなかった。このような状況の2人に対しては、「報道番組にジャニタレはいらない! 櫻井、東山は降板を」といった、そもそも男性アイドルがキャスターを務めていることに違和感を覚えたとする声がツイッターに上がっている。
「テレビ局としては視聴率欲しさにジャニーズタレントを起用したいという思いは常にあります。それが実現すれば確かに視聴率はアップしますが、同時に、ジャニーズ事務所についての報道は当然やりづらくなります。今考えてみると、櫻井や東山の出演はテレビ局の思いを見透かした事務所からの“毒まんじゅう”だった可能性は否定できません」(テレビ制作会社関係者)
「news zero」に櫻井が登場するのは29日午後11時。3週連続で“zero回答”ともなれば、「櫻井不要論」はさらに強まるのではないか。