日テレ「ザ!鉄腕!DASH!!」問題、TOKIO軽視が招いた事態か?松岡昌宏・城島茂との溝深まる

日本テレビが、国分太一さんのコンプライアンス違反問題における一連の対応で“悪手”を重ね、元TOKIOの松岡昌宏さんや城島茂さんとの間に溝を深めていると報じられています。特に、城島さんへの謝罪打診が拒否され、にもかかわらず日テレ幹部がロケ現場に現れたという報道は、波紋を広げています。

国分太一のコンプライアンス違反と日テレの対応

問題の発端は、6月に国分太一さんがコンプライアンス違反により「ザ!鉄腕!DASH!!」(同局系)を降板したことに遡ります。被害者のプライバシー保護のため、違反内容は非公開のままです。11月には、国分さんが違反内容について「答え合わせをしたい」と会見を開いたものの、日テレの福田博之社長は「答え合わせするまでもない」と発言し、対応に一貫性が見られないと指摘されていました。

松岡昌宏の不満表明と日テレの急な声明

日テレは当初、松岡昌宏さんと城島茂さんには「引き続き出演していただく」と関係良好をアピールしていましたが、この判断が読み違えだったようです。12月4日発売の「週刊新潮」「週刊文春」のインタビューで、松岡さんは日テレ側の説明不足に対する不満を漏らし、過去のロケ中に負傷し病院搬送されたことも暴露しました。これを受け、日テレは12月10日、「心からおわびするとともに、(中略)お二人(松岡・城島)のお気持ちを真摯に受け止めたい」とのコメントを突然発表する事態となりました。

「ザ!鉄腕!DASH!!」関連報道における松岡昌宏(左)と国分太一「ザ!鉄腕!DASH!!」関連報道における松岡昌宏(左)と国分太一

城島茂への謝罪打診と拒否された現場訪問

今回の「デイリー新潮」の報道によると、日テレは松岡さん不在のロケ現場で、城島さんに謝罪したい旨を事前に打診しましたが、「撮影に集中したい」と断られたといいます。にもかかわらず、日テレ幹部がプロデューサーを連れて当日の現場に現れ、城島さんは再び応じなかったとのこと。この行動は、日テレ側の焦りを示すものと見られ、城島さんの気分を害した可能性が高いと報じられています。

TOKIO軽視の背景にあるもの

この一連の対応の背景には、日テレの“TOKIO軽視”の体質があるとする芸能プロ関係者の声も聞かれます。山口達也さん、長瀬智也さん、そして国分さんとメンバーが欠けていく中で、いかに“ポストTOKIO”を育てていくかに番組の焦点が移り、後輩のSTARTO ENTERTAINMENTタレント育成に力を注ぐあまり、残ったTOKIOメンバーへのケアが疎かになったのではないか、という見方です。また、番組スタッフもスタート当初とは顔ぶれが変わり、いかに番組を継続させるかという視点にシフトし、「鉄腕DASH」がある以上“こちらの味方だ”という局の傲慢さもあったのではないかと指摘されています。12月7日放送の2時間スペシャルで、元TOKIOがいっさい絡まず、後輩のSTARTOタレントだけが出演する新企画「DASH100人食堂」が放送されたことは、その“気持ちの表れ”と捉える向きもあります。

日テレの見解と今後の行方

本件に関して日テレ広報部は、「ご指摘の記事は、事実誤認に基づく内容が多く含まれており、大変遺憾に思っております。本件に限らず、番組制作の詳細や出演者さまとの協議内容等については、守秘義務および信頼関係維持の観点などから公表しておりませんので、詳細は明らかにできませんが、事実に基づかない報道は厳に慎んでいただきたく存じます。なお、『ザ!鉄腕!DASH!!』につきまして、番組終了の予定はございません」と回答しています。日テレは報道内容に事実誤認が多いと主張していますが、一連の対応が、長年番組を支えてきたTOKIOメンバーとの関係にどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目されます。

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