中国船、沈没艦から不発弾など無許可で引き揚げか マレーシア当局

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中国船、沈没艦から不発弾など無許可で引き揚げか マレーシア当局

マレーシア南部ジョホール州沖に違法停泊していた中国船。マレーシア海上法令執行庁提供(撮影日不明、2023年5月30日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【写真】中国船から発見された古い砲弾

 マレーシア海上法令執行庁の南部ジョホール(Johor)州トップ、ヌルル・ヒザム・ザカリア(Nurul Hizam Zakaria)氏によると先週末、違法停泊していた中国船籍の大型船舶に立ち入り調査を実施したところ、複数の不発弾が発見された。船内では複数の機関が捜索を続けている。

 中国・福建省(Fujian)の福州(Fuzhou)から来たとされる船には、中国人21人、バングラデシュ人10人、マレーシア人1人の計32人の乗組員がおり、うち数人は事情聴取のため警察に拘束されている。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた海事当局者によると、見つかった砲弾は第2次大戦中に沈没した2隻の英艦船から持ち出された可能性がある。

 沿岸警備隊が公開した写真と動画には、砲弾と腐食した大きな金属片のほか、大型クレーンや金属の切断に使われたガスバーナーが捉えられていた。

 今月19日には同じジョホール州の桟橋で大戦時の不発弾が見つかっており、当局は関連性についても調査している。

 ヌルル・ヒザム氏は、マレーシア海域でのいかなる違法な引き揚げ行為も当局は容認しないと述べた。

 真珠湾(Pearl Harbor)攻撃から数日後の1941年12月10日、日本軍は南シナ海(South China Sea)で英海軍の「プリンス・オブ・ウェールズ(HMS Prince of Wales)」と「レパルス(HMS Repulse)」を撃沈。数百人の乗組員が死亡した。

 マレーシアの現地紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)は最近、2隻の内部に残っているアルミニウムや真ちゅう製の備品が違法な引き揚げ業者に狙われていると報じていた。

 27日の英BBC放送によると、英国防省は2隻が荒らされたという報道を受け、兵士らが眠る場所に対する「冒涜」だと非難した。【翻訳編集】 AFPBB News

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