元ジャニーズ二本樹顕理さん「十数人が性被害」 立憲会合で証言

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元ジャニーズ二本樹顕理さん「十数人が性被害」 立憲会合で証言

立憲民主党「性被害・児童虐待」ヒアリングで発言する元ジャニーズJr.の二本樹顕理さん=国会内で2023年5月31日午後4時22分、竹内幹撮影

【写真特集】ジャニーズ事務所が公表した文書全文

 二本樹さんは1996年、中学1年の時にジャニーズ事務所に入所。入所から3カ月ほど過ぎた頃から性被害に遭い、「退所後も当時の行為はトラウマとして残り、自尊心を破壊された」と話した。また「周りのJr.と日常的に(加害の情報を)共有していた。私よりエスカレートした行為を受けている人もいた。スタッフも気づいていた可能性が高いと思う」と明かした。

 ジャニーズ事務所は所属経験者を対象にした「心のケア相談窓口」と、「外部専門家による再発防止特別チーム」を設置した。こうした対応については「小さな前進かもしれないが、第三者委員会の設置が優先されるべきだ。被害実態の調査をしてほしい」と批判した。

 実名での被害公表については「被害に遭った人が声をあげられる世の中に変えたい。発言することで過去のトラウマと決別したい思いもある」と話した。藤島ジュリー景子社長に対しては「性加害があった事実を知らなかったではなく、知っていたことを正直に話し、このヒアリングの場にも足を運んでほしい」と訴えた。

 二本樹さんは同じく被害を証言した元ジャニーズJr.の橋田康さん(37)らと児童虐待防止法の改正を求める署名活動を行っており、2万5000人以上の賛同を得ている。【平本絢子】

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