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4本足の真っ黒な動物の赤ちゃんの写真。イヌやネコにも見えるが…話題になったのは「タヌキ」の赤ちゃん。5月12日、可愛らしい写真とともに投稿された神奈川県自然環境保全センターのツイートは、その愛くるしさに反して注意喚起の内容だった。
【写真を見る】「親ダヌキからしたら誘拐」“誤認保護”注意呼びかけツイートが1万4000RT以上 知っておきたい野生動物の世界
■きっかけは「仔ダヌキの #誤認保護 の事案が増えています」
神奈川県自然環境保全センターのツイートが話題になっている。内容は仔ダヌキの「誤認保護」に関するものだ。
(神奈川県自然環境保全センター 5月12日のツイート)
「仔ダヌキの #誤認保護 の事案が増えています。側溝の中で仔ネコのような声が聞こえ、真っ黒な動物の赤ちゃんを保護してしまうというケースです。でも、ちょっと待って!親ダヌキは戻ってきます。(つづく)」
ツイートに対しても「知らなかった…」「イヌだと思って拾ったらタヌキだったことがあります」など様々な反応が寄せられ、6月1日現在では1万4000回RTされている。
仔ダヌキの「誤認保護」とは一体どういうことなのだろう。どんな理由であれ、命の危機に瀕した動物たちを守るという行動は、尊い行いではないのだろうか…。しかし実際に、神奈川県内の野生動物の保護を行う自然環境保全センターに話を聞いてみると、少しずつ見え方が変わってきた。
ーー誤認保護と聞いて「どういうことかな」って思いました。リプライを見ていると、イヌやネコだと思ってタヌキを保護してしまうことを意味している、と感じる人も多いようですね。
神奈川県自然環境保全センター 江指 茂樹 自然保護課長
「まだ目が開かない時期のタヌキと黒いイヌの赤ちゃんは見分けがつかないという相談がよくあります。ただこのツイートで言う『誤認保護』とは、別の動物に間違えて拾ってしまうということとは別の意味で『動物の赤ちゃん』を“誤った認識”で拾ってしまうことなんです」
ーー“誤った認識”とはどういう意味なのでしょうか?
「動物の赤ちゃんの周囲に親が見当たらないと、捨てられたあるいは親が死んだと思って、保護しなければ…という事案が毎年あります。親が周りに見当たらなくても、狩りやエサを探しに出る時は子どもたちを置いていくんです。なので、親が居ない間に保護してしまうと、それは親からすると『誘拐』ですよね」
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