「生のリンゴを与えること同意してない」 保育園の死亡事故で遺族

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「生のリンゴを与えること同意してない」 保育園の死亡事故で遺族

今年4月に事故が起きた保育園=2023年5月24日午後9時9分、鹿児島県姶良市、宮田富士男撮影

【写真】事故が起きた保育園。園長が語った当時の状況や対応は

 文書によると、入園前の3月、保護者は保育士との面談で離乳食について、自宅では果物は加熱してすりつぶすか、こして果汁を与えていると説明。園側は「自宅では加熱して与えていると思うので、園では生の果物はあげないようにします」と回答したという。

 保護者は「リンゴを与えることについては同意していたものの、『生のリンゴをすりおろして与える』という与え方には同意していたわけではない」と主張。園との連絡帳に果物を与えたことが記載されていたが、保護者は「加熱してあげているのだろう」と考えていたという。生のリンゴを与えていたことは、報道で知ったという。

 保護者は現在の心境について「娘は、私たちにとって待望の第1子でした。突然の事故で娘を失ってしまい、これから娘の成長を見ることができないと思うと、悔しくて悲しくてたまりません」と明かした。

朝日新聞社

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