ウクライナ軍、南東部で露占領地域へ進軍 米紙報道 「本格反攻開始」の観測


ウクライナ軍、南東部で露占領地域へ進軍 米紙報道 「本格反攻開始」の観測

ウクライナ国旗

【写真】ウクライナ軍の攻撃で破壊されたとするロシア軍陣地

これに関連し、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は8日、ウクライナ軍当局者4人の話として、「米欧側の兵器と戦術に習熟した特殊部隊を含むウクライナ軍部隊が7日から同国南東部で攻勢を強め、露占領地域への進軍を始めた」と報道。「予想されてきた反攻の開始だ」と指摘した。

ロシアの複数の軍事ブロガーは8日、ザポロジエ州の小都市オレホフ周辺で戦闘が激化していると報告。ウクライナのマリャル国防次官も8日、「オレホフ周辺で露軍が積極的な防御態勢をとっている」と発表した。オレホフは、ウクライナ側が保持する同州の州都ザポロジエと、ロシアの占領下にある要衝メリトポリの中間に位置している。

ウクライナ軍の反攻を巡っては従来、メリトポリを含むザポロジエ州の奪還が主目標になるとの観測が出てきた。ウクライナが同州の奪還に成功した場合、ロシアの実効支配下にある南部クリミア半島と露本土を結ぶ陸路の「回廊」を寸断できる上、隣接するヘルソン州で露軍の占領下にあるドニエプル川東岸地域の奪還も現実味を帯びる。



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