「私がやった」 否認の死刑囚が手紙で告白 川崎老人ホーム転落死

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「私がやった」 否認の死刑囚が手紙で告白 川崎老人ホーム転落死

今井隼人死刑囚からノンフィクションライターの高木瑞穂さんに送られた手紙。犯行を「私がやった」などと記した=高木さんのnoteから

【写真】今井隼人死刑囚からノンフィクションライターの高木瑞穂さんに送られた手紙。犯行を認め、「刑を受け入れたい」などと記した=高木さんのnoteから

 確定判決によると、今井死刑囚は14年11~12月、87歳の男性と86歳、96歳の女性(いずれも当時)を施設の4階や6階のベランダから投げ落として殺害した。

■上告取り下げ後、ライターに手紙

 死刑囚は捜査段階で犯行を自供したが、公判では一転して無罪を主張。犯行を直接証明する証拠がない中、一、二審は、自白調書の信用性を認めて死刑とした。死刑囚側は上告したが、今年5月11日付で上告を取り下げ、死刑が確定した。

 ノンフィクションライターの高木瑞穂さん(47)は1年3カ月ほど前から、死刑囚と手紙のやりとりや面会を重ね、手紙の内容を投稿サイト「note」に公開してきた。上告取り下げを知って死刑囚に手紙を送ったところ、5月22日に速達で返信が届いたという。手紙に書かれた最後の日付は、上告取り下げ後の5月20日だった。

朝日新聞社

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