
ウクライナ国旗
ロシアの侵略を受けるウクライナのマリャル国防次官は11~12日にかけ、東部ドネツク州ブラホダトネなど集落3カ所を露軍から奪還したと発表した。これとは別にウクライナ軍部隊も12日までに、同州の別の集落と南部ザポロジエ州の集落それぞれ1カ所を奪還したと報告。一方、露オンライン軍事メディアは、ザポロジエ州の集落ロブコボエもウクライナ軍に奪還されたもようだと伝えた。
【写真】ドネツク州の前線で砲撃するウクライナ軍戦車
一連の集落奪還は、ウクライナ軍の本格的な反攻作戦の一環とみられる。ゼレンスキー大統領は10日、詳細への言及を避けつつも、反攻着手を認めていた。
ウクライナメディアによると、ドネツク州でウクライナ軍が奪還した集落4カ所は、同国軍の反攻の主要方面の一つとされる同州西部ベリカノボシルカの近郊に位置。ロブコボエも、別の反攻方面とされるザポロジエ州オレホフやトクマクの近郊に位置している。
一方、南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダム決壊を巡り、同州のプロクジン知事は11日、洪水の浸水面積が139平方キロメートルから78平方キロメートルまで減少したと発表した。
ウクライナ側とロシア側の発表を合わせると、洪水の死者は計十数人に上り、計数十人がなお行方不明。ゼレンスキー氏は11日、国際刑事裁判所(ICC)の代表者らがヘルソン州を訪れ、調査を開始したと表明した。ウクライナ軍は11日、同国軍の前進を阻止するために露軍がザポロジエ州の小規模ダムを新たに破壊したと指摘した。