日本は「魅力的な移住先にはなりにくい」。日本に暮らす外国人が語る日本の住みにくさ

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日本は「魅力的な移住先にはなりにくい」。日本に暮らす外国人が語る日本の住みにくさ

表参道には外国人観光客の姿が目立った。2023年6月撮影。

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外国人から見れば、日本は「生活コストが安くて、親切な国」。しかし「日本に移住したいですか?」と聞けば、話はまったく変わってくるのではないだろうか。

私はベルギーに留学中だが、ベルギーにこのまま住み続けることも視野に入れはじめている。その理由は、ベルギーに住んでいると、「移民と共に新しい社会を作っていく姿勢」を強く感じるからだ。

一方で、日本に暮らす外国人たちは、日本をどうみているのだろうか。

日本に住む友人たちに取材してみると、悩みながらも日本で生活する彼らの苦悩が浮き彫りになった。

亡命者から年商20億円の経営者に

2006年から日本に住む、パキスタン国籍のアシフさんはそう話す。

アシフさんとは記者時代の取材で知り合った。彼は中古車販売を軸に、IT分野にビジネスを拡大したサフラングループ(Saffran Group)の経営者で、最高年商20億円程度にまで成長させた。最近では中古車業界をDX化するためのスタートアップに注力している。

アシフさんが来日を決めた当時、パキスタンは独裁的な政治によって身の安全に不安を抱いたアシフさんは妻と一緒に日本に亡命申請をした。結果的に在留特別許可を得て、日本に滞在することになった。

アシフさんはロシアでMBAを取得し、言語も日本語を含めて5カ国語を話す努力家。『みんなの日本語初級』(スリーエーネットワーク)を使い、毎日16時間勉強したという。

そんなアシフさんでも、3年に1回のビザの更新手続きの際には、専門用語ばかりの膨大な紙の書類に今でも悩まされている。少しでも遅延があると、ビザは「ダウングレード」されてしまうという。数年前、手続きのトラブルがあり結果的に期間が短縮され、9カ月間になってしまったことがあった。 

「私が日本に来た2006年から、世界は大きく変わりました。例えば最近のパキスタンの優秀な若者は、自国でドルを稼ぎ、王様のような生活をしています。日本は欧米など、英語が通じ、移民しやすい他の選択肢と比較すると永住権をとりにくく、移民への理解も少ない。魅力的な移住先にはなりにくいでしょう」

彼は最近、米国のスタートアップビザを入手した。

日本は「父母両系血統主義」を採用しているので、日本で生まれ育った3人の娘はいまだに日本国籍を持つことはできていない。

ビザを「ダウングレード」された時の不安はとても大きかったといい、日本以外に住む道も探し始めている。

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