[ad_1]
（FNN プライムオンライン）
千葉市の温水プールで有毒ガスが発生し、利用者など約340人が避難する騒ぎがあった。6月15日は、「千葉県民の日」で学校が休みのため、多くの利用客が訪れていた。
【画像】塩素ガスの恐ろしさ…花はあっと言う間に枯れてしまう
“県民の日”にプールで有毒ガス発生
親子連れで賑わっていた千葉市内の温水プール。突然の知らせに一時騒然となった。
警察:
こちらは千葉北警察署です。現在施設内において“異臭がする”との通方がありました。
温水プールの施設内から有毒の塩素ガスが発生。辺りには規制線が張られ、利用者など約340人が屋外に避難する事態となったのだ。
ガスマスクと防護服を着た警察関係者が施設の中へ入っていく。
有毒ガスは6月15日午前、千葉市花見川区の市営プール「こてはし温水プール」で発生した。
子ども2人とこの施設に来ていた利用者が、FNNに当時の状況を語った。
塩素ガス発生時、現場にいた利用者:
“有毒ガスが発生しているので、タオルやマスクで口を守ってください”と言われたので、タオルで（子ども）みんなの口を守りながら駐車場へと向かいました。
別の利用客は…。
塩素ガス発生時、現場にいた利用者:
プールの館内放送が入って「一回プールの中から上がってくれ」ってことで、そこから慌ただしくなってきて、外に出てみたら救急車とか警察だったり消防車もいたので、結構大変なことが起きているということに気づきました。
プールを利用した市民の体調に異変は起きなかったものの、施設の男性職員1人が目の痛みを訴えたという。
本来混ぜてはいけない薬品が混ざり合った
地域住民の憩いの場である温水プールで、なぜ有毒ガスが発生したのか。
警察によると、水質の管理業務をしていた職員が、消毒用のアルカリ性薬品「次亜塩素酸ナトリウム」を補充するはずが、誤ってポリ塩化アルミニウムを投入した。
この薬品は水中の浮遊物を取り除くための酸性の薬品で、本来混ぜてはいけないもの。この2つの薬品が混じり合ったことで、有毒の塩素ガスが発生したのだ。
塩素ガスの影響を示す実験動画。
花があっという間に枯れていく。
塩素ガスは、人間の体に対しても目や皮膚、気道を強く刺激し、低濃度でも吸った場合は肺に水がたまるなどの影響が出るという。
一歩間違えれば多くの利用客に健康被害が出かねなかった今回の事態。
塩素ガス発生から3時間余りが経過した後も、有毒ガスが出ている可能性があるため周囲のガスの濃度を測定していた。
警察と消防でさらに詳しい状況を調べている。
（「イット!」6月15日放送より）
イット！
[ad_2]
Source link
