プーチン大統領が〝孤立〟 旧ソ連カザフスタンなど離脱、周辺からも支持失う  「反ロシア・反プーチン連合も」 中村逸郎氏が指摘

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プーチン大統領が〝孤立〟 旧ソ連カザフスタンなど離脱、周辺からも支持失う  「反ロシア・反プーチン連合も」 中村逸郎氏が指摘

ロシアのプーチン大統領(古厩正樹撮影)

【写真】ウクライナ東部ドネツク州で破壊されたロシア軍の車両を調べるウクライナ軍兵士

14日から開かれた「ロシア版ダボス会議」と称されるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で注目を集めたのが、旧ソ連カザフスタンのトカエフ大統領が欠席したことだった。トカエフ氏はこれまでもロシアのウクライナ侵略に苦言を呈したり、ウクライナの親露派地域を「国家承認」しないなど、ロシアと一線を画す態度を示していた。

一方、旧ソ連のモルドバで今月1日に開かれたEU加盟国と近隣諸国の新たな連合体「欧州政治共同体(EPC)」の首脳会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席し、連帯を確認した。モルドバはロシアと決別し、欧州に接近する姿勢を鮮明にしており、EUは昨年6月、ウクライナとともにモルドバも加盟候補国に認定した。旧ソ連ではエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国はすでにEUと北大西洋条約機構(NATO)にそれぞれ加盟している。

米世論調査会社ギャラップは5月26日、「帝国の黄昏? 自らの裏庭で支持を失う」と題する調査を公表した。ロシアのウクライナ侵略を受け、旧ソ連諸国の大半でロシア指導部に対する支持が急落したとする内容だ。前出のモルドバに加え、アルメニア、カザフスタン、アゼルバイジャンの4カ国では不支持の割合が支持の割合を上回った。

アルメニアは支持が2021年の45%から22年には32%に低下、不支持は38%から58%に上昇した。

旧ソ連諸国のロシア離れが進むにもかかわらず、プーチン氏は「ソ連回帰」にまっしぐらだ。経済を立て直す「創造的企業活動の5カ年計画」や、多産の女性に勲章を授ける「母親英雄制度」、青少年に国への奉仕を教える「ピオネール運動」など、ソ連時代を模倣した制度を次々と復活させている。

筑波大の中村逸郎名誉教授は「プーチン氏は帝国としてのソ連復活に傾いている。EUと中国の間でロシアが埋没していることを嫌い、『ロシアの栄光』の復活を望んでいるようだ。ソ連回帰を望まない旧構成国の間で『反露・反プーチン連合』が作られる可能性もある」と指摘した。

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