草むらから大量の“白い生き物”が飛び出してきた。
7月下旬、ウクライナ・ザポリージャ州で、大量の「イナゴ」が発生した。
「私たちのコミュニティーにとって、これまで経験したことのない深刻な問題です。出来る限りの方法で対処するしかありません。イナゴの目撃情報をもとに、通りに薬剤を散布しています」(農家)
イナゴは、ジャガイモやトウモロコシなど農作物を食い尽くし、この地域の農家は、ひまわりの収穫の3分の1を失ったという。
生産者組合によると、おととしロシア軍によってダムが破壊されたことで、イナゴの繁殖に最適で広大な湿地が生まれたと述べている。
記録的な暑さに加え、戦争により従来の害虫駆除方法が実施できないことや、戦闘の影響でイナゴを捕食する鳥がいなくなったことなど、さまざまな要因が事態を悪化させているという。(『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部