志尊淳
俳優の志尊淳(28)が、16日放送のNHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に出演。21年3月から急性心筋炎で入院していたことについて語った。
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「1カ月はほぼ寝たきりでしたね」という志尊。「急に立ち上がったら、聞いたことない心臓の鼓動がして、息ができなくなって、目の前が真っ白になったんですよ。すぐ病院行ったら、そのまま入院してくださいって言われて」と突然の出来事だったと話した。
病院では「説明を受けたんですけど、ショックで、説明の内容が頭に入ってこなくて。ここに寝て今から手術行きます、みたいな。手術というかカテーテルなんですけど。カテーテル入れて、気付いたらICUにいて。“もしかしたら死んでしまう可能性もあって…”っていう話を聞かされて。夢じゃないよね?と思うくらいスピーディーだった」と振り返った。
投薬治療のため、寝返りも打てずに天井を見続ける日々。志尊は「ずっと泣いてましたね」と明かした。
そんな入院生活の中、頭を巡らせたのは“後悔”だったという。「あの人に会っておけばよかった」「これもっとやっておけばよかった」「もっとこうしたかった」と考えるうち、志尊は「こっからは後悔しない、自分がそうだと思うことを本当にやっていこうと思いましたし、若いからとか関係なく、いつ何が起こるか分からない今を生きるのと、やっぱり周りを大事にしたいと凄く思いました」と、人生観に変化をもたらしたと語った。
「難しいし、病気から(時間が)たったら、ちょっと忘れちゃう部分もあるんですけど、それでも思い出したときは、そうしようと」と志尊。「仕事の面で一番変わったのは、それまでとにかく休みなく働いて、みんなに見てもらうんだっていう意識が凄く強かったんですけど、それがなくなって、とにかく求めていただいている方々に全力で返したいという仕事選びに変わりました」と話した。