人気グループSixTONESのジェシーが、2024年7月12日に放送されたラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)に出演し、メンバーの田中樹とともに、所属事務所の先輩・後輩との「ごはん事情」について語りました。そのトークからは、多忙な芸能界において、同じ事務所に所属するアーティストたちがどのように交流を深め、特別な絆を築いているかという、日本のエンターテインメント業界特有の人間関係が浮き彫りになりました。
芸能界屈指の交友関係:豪華メンバーとの繋がり
ジェシーは、その人懐っこい性格と明るさから、芸能界においても幅広い交友関係を持つことで知られています。その華麗な人脈は、時にはバラエティ番組のクイズネタになるほどです。今回のラジオ放送でも、Hey! Say! JUMPの有岡大貴と知念侑李、WEST.の小瀧望、Snow Manの目黒蓮、Aぇ! groupの小島健、そしてtimeleszの寺西拓人と原嘉孝といった、現在のSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントたちの豪華な名前が次々と話題に上がりました。
SixTONESジェシーが笑顔でポーズを取り、事務所内での幅広い交友関係と活発な交流を示す様子
有岡大貴&知念侑李との予期せぬ再会と「水泳用ゴーグル」の贈り物
特にリスナーを驚かせたのは、Hey! Say! JUMPの有岡大貴と知念侑李とのエピソードです。ジェシーは今年5月から6月にかけて、東京と大阪でミュージカル『ビートルジュース』に主演していました。その際、有岡と知念も仕事で大阪に滞在していることを知り、すぐに「ごはんを食べよう」という話になったと言います。3人はちりとり鍋を囲み、話の流れでホテルの宿泊先を尋ねたところ、なんと偶然にも同じホテルに泊まっていることが判明。そのままコンビニで買い出しを行い、有岡の部屋で二次会が始まったと明かしました。
ジェシーの天真爛漫な性格を示すのが、この二次会での出来事です。自身の誕生日が近かったこともあり、冗談交じりに「なんかないんですか?」とプレゼントをおねだり。すると有岡は、リュックの中から「まあ、これ貴重だけどあげるか」と、なんと水泳用ゴーグルを取り出したそうです。これはもちろん、事前に用意したプレゼントではなく、有岡がホテルのプールで泳ぐために持参していた私物でした。
この話を聞いた田中樹が「ゴーグルってそう何個も持ってなくない? 逆に申し訳ないよね。一番」と気遣う言葉を漏らしたのに対し、ジェシーは「だから、絶対使ってやろうと思って」と全く気にする様子もなくゴーグルをしっかり“ゲット”。さらに、有岡の部屋でゴーグルを着用しながらコミカルなポーズを取った写真を自身のInstagramストーリーズにアップし、その写真には窓にカメラマン役の有岡が反射しているというオチまで付いていました。この一連の流れは、先輩後輩間の飾らない親密な関係性を象徴しています。
『FINEBOYS』繋がりから生まれた新プロジェクト:小瀧望・目黒蓮・小島健との親睦会
そんな甘え上手でありながら、時には自ら積極的に交流を深めるジェシーが、現在幹事を務めているのが、WEST.の小瀧望、Snow Manの目黒蓮、Aぇ! groupの小島健との親睦会です。この4人は、2025年7月5日に放送された音楽特番『THE MUSIC DAY』のシャッフルメドレーで共演したメンバーであり、さらに全員がファッション雑誌『FINEBOYS』(日之出出版)でモデルを務めた経験があるという共通点も持っています。
以前から仲の良かった目黒と「全然ごはん行けてないな」と話したことをきっかけに、ジェシーが自らグループLINEを作成し、食事会の企画が始動したとのこと。田中樹は、こうした交流について「そういうの、やっぱいいよね。グループの垣根を越える感じが、うちの事務所ならではだと思う」とコメント。この言葉は、多くのファンが共感するところでしょう。
日本のエンタメ業界に息づく「絆」の重要性
現代のアイドルたちは、デビュー後にはそれぞれのグループ活動や個人の仕事で多忙を極め、作品や番組での共演がない限り、顔を合わせる機会は決して多くありません。しかし、今回ジェシーが明かしたような事務所内の自然な交流は、彼らにとってお互いがどんな仕事をしているのか、自身のグループがどのような状況にあるのかを知る貴重な機会となっています。これは、単なる仕事仲間を超えた「家族」のような絆が重視される日本の芸能事務所文化、特に旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)が培ってきた独自性の表れとも言えるでしょう。こうした深い人間関係が、彼らのパフォーマンスや活動に、より一層の深みと魅力を与えているのかもしれません。