【棋聖戦】敗戦の藤井聡太棋聖「最後の最後に一瞬、よくなったかなと」再逆転許し、悔しさにじます

[ad_1]

終局後、感想戦で首をひねる藤井聡太棋聖(撮影・松浦隆司)

【写真】1勝1敗のタイにした佐々木大地七段

 下を向き、首を軽く左右に振った。終局後、藤井は「苦しいかなと思っていたが、最後の最後に一瞬、よくなった局面もあったかなと思う。2五桂(先手佐々木の99手目)のとき、こちらに手段があったのかなと…寄せに出たところでうまく切り返された」と悔しさをにじませた。

 戦型は相掛かりでスタート。藤井は相手の得意とする「相掛かり」を受けて立ち、長考を入れ、慎重に駒組みを進めた。お互いが水面下で激しく読み合う力戦となり、形勢は互角のまま終盤へ。両者とも持ち時間の4時間を使い切って1分将棋に突入。劣勢になったが、強烈な勝負手を連発し、一時は形勢を逆転したが、再逆転を許し、競り合いに敗れた。

 過去15度出場したタイトル戦でいまだ負けはなく、残すタイトルは王座のみ。21日の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦では土壇場に逆転勝利し、挑戦権獲得まであと2勝に迫った。佐々木は7月開幕の王位戦7番勝負への挑戦も決めており、棋聖戦と合わせた佐々木との最大「12番勝負」となる。全8冠制覇に「難敵」が出現した。

 7冠達成後、初黒星となたが「次ぎはもっと競り合いに持ち込めるようにしたい」。大記録への激闘は続く。【松浦隆司】

 

[ad_2]

Source link