コロナ患者の呼吸器を2分間停止 大阪府立病院医師「同意得ようと」

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大阪府立中河内救命救急センター=東大阪市で2023年6月27日午後2時4分、石川将来撮影

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 府などによると、患者は60代(当時)で集中治療室に入院し、口からのどに管を通す形で人工呼吸器を装着していた。40代(同)の男性医師は細菌感染で起きる肺炎などの合併症を防ぐため、気管の一部を切開して管を入れる方法への変更を患者に提案。しかし、説明不足から患者の理解が得られず、同意を得る目的で人工呼吸器を停止させたという。患者は血液中の酸素濃度が90%を下回るなど重篤な状態に陥り、人工呼吸器を再開後に回復した。翌日には気管切開して挿管し、現在は退院して社会復帰しているという。

 この問題を受けて病院が設置した倫理委員会は「装着方法の変更という目的自体は不適切と言いがたい」とした上で、医師と患者の間で「『呼吸器止めてみます?』『止めてみろ』と売り言葉に買い言葉のようなやりとりがあった」と指摘。「患者の自由意思による決定とは言いがたい。故意に苦痛を与える行為で重大な倫理違反がある」と結論付けた。病院を管理する市立東大阪医療センターは21年12月、この医師を戒告の懲戒処分にした。

 患者だった男性は毎日新聞の取材に「患者の意向はかやの外という治療はありえない。なぜこのような事態になったのか、国も重大事案として検証し、医療のあり方を考えてほしい」と話した。【井上元宏、石川将来】

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