大学が入学選考で黒人など人種考慮は違憲” 米連邦最高裁

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アメリカの大学が入学選考を行う上で黒人などの人種を考慮している措置の是非をめぐる裁判で、連邦最高裁判所は29日、措置は法の下の平等を定めた憲法に違反するという判断を示しました。

アメリカでは長年、多くの大学で多様性を確保するためなどとして同様の措置がとられていて、大きな影響が出ることが予想されます。

この裁判は、アメリカのハーバード大学やノースカロライナ大学が入学選考をする上で、黒人やヒスパニック系などの人種を考慮している措置について、学生などでつくる保守派の団体がアジア系や白人が不利になり、差別にあたるなどとしてそれぞれの大学を訴えていました。

これに対し、大学側は「人種は選考する際の1つの要素にすぎず、措置がなくなれば黒人やヒスパニック系の学生が大幅に減り、多様性が損なわれる」などと反論していました。

これについて連邦最高裁判所は29日「生徒は人種としてではなく、個人としての経験で評価されなければならない」などとして、措置は法の下の平等を定めた憲法に違反するという判断を示しました。

9人の判事のうち、保守派の6人全員が憲法違反との判断を示したということです。

今回の判断は45年前に連邦最高裁が示した「大学の入学選考で人種を基準の1つとすることは合憲だ」とした判断を覆した形です。(NHK)

ケビン・マッカーシー下院議長

最高裁は、いかなるアメリカ人も人種を理由に教育の機会を否定されるべきではないという判決を下した。

これで学生は、平等な基準と個人の能力に基づいて競争できるようになる。これにより、大学入試はより公平になり、法の下の平等が守られることになる。

The Supreme Court just ruled that no American should be denied educational opportunities because of race.

Now students will be able to compete based on equal standards and individual merit. This will make the college admissions process fairer and uphold equality under the law.

— Kevin McCarthy (@SpeakerMcCarthy) June 29, 2023

バイデンは発狂

バイデンはホワイトハウスで演説し「裁判所の判断に強く反対する。アメリカにはまだ差別が存在し、その事実は今回の判断によって変わるものではない」

「今回の判断は多くの人をひどく失望させるものだが、これによって国を後退させるわけにはいかない。多様性こそがわれわれの強みだということを忘れてはならない」

トランプ大統領は在任中の17年に、ニール・ゴーサッチ氏、18年にブレット・カバノー氏、20年にエイミー・バレット氏の計３人の保守派裁判官を最高裁判事に指名した。

ネットの声

ありがとう、トランプ大統領！

バイデンのボケ老人は、バカなのか？なぜ公正にすることが多様性に反するのか！

これが公平だ。誰か、人種を理由にアメリカ人の教育の機会を拒否した大学のリストを公表してほしい。歴史は彼らの名前を知る必要がある。

大学や就職の応募において人種を質問すべきではありません。逆差別になる。

いまは白人が差別されている。これは大きな判決！LGBT施策にも大きな影響だ。