トランプ前大統領(24日)=ロイター
【ワシントン=冨山優介】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1日、トランプ前大統領が2020年の大統領選の後、当時のアリゾナ州のダグ・デューシー知事(共和党)に電話で選挙結果を覆そうと圧力をかけていたと報じた。同州は共和党の地盤だったが、バイデン大統領が僅差で勝利していた。
【写真】2020年の大統領選挙結果
報道によると、デューシー氏は20年11月30日、携帯電話にトランプ氏からの着信があり、投票に不正があったと主張して証拠を見つけるよう求められた。トランプ氏はデューシー氏と親交のあったマイク・ペンス副大統領(当時)にも、調査の進展を頻繁に確認するよう指示していたという。
20年の大統領選を巡っては、トランプ氏が敗れたジョージア州での選挙結果を覆そうとした疑惑があり、同州フルトン郡の地区検察が捜査を進めている。