(写真:朝鮮日報日本語版) ▲2日、国際バレーボール連盟(FIVB)バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)第3週・ポーランド戦に負けた後、悔しがるバレーボール女子韓国代表チームの選手たち。写真=聯合ニュース
セサル・エルナンデス・ゴンザレス監督(45)率いるバレーボール女子韓国代表チーム(世界ランキング34位)が2日、京畿道水原市内の西水原七宝体育館で、国際バレーボール連盟(FIVB)ネーションズリーグ(VNL)第3週最終戦・ポーランド戦に臨み、セットスコア0-3(13-25、18-25、16-25)で敗れた。第1週のトルコ戦と第2週のブラジル戦で1勝も挙げられず帰国した韓国代表チームは、ホームゲームでも完敗を喫し、今年の大会を終えた。これで韓国はブルガリア戦、ドミニカ共和国戦、中国戦に続き、今回のポーランド戦でも負け、4試合連続で敗れたことになる。しかも、2年連続で大会12戦全敗を喫した。2021年大会の終盤の3連敗まで入れれば、VNLで27連敗ということになる。
韓国代表チームがこの日対戦したポーランドは、韓国を2021年の東京五輪準決勝に連れて行ったステファノ・ラバリーニ監督(44)が率いている。同氏は五輪後、韓国を去りポーランド代表チームの監督になった。同氏の代わりに韓国代表監督に就任したのが、当時韓国代表チームのコーチだったゴンザレス監督だ。韓国はポーランドを相手に第1セットは接戦を繰り広げ、客観的に見て戦力の高いポーランドを相手に18-13とリードした。しかし、あっという間に試合の流れを奪われ、7連続失点で逆転を許してからは再度ひっくり返すことができなかった。第2セットと第3セットでは大きな点差こそ付けられたものの、それを縮める底力を見せたが、結局セットを取ることはできなかった。それでも、韓国代表チームの次世代のエースとされるキム・ダウン(22)=仁川興国生命ピンクスパイダーズ=とカン・ソフィ(26)=GSカルテックス・ソウルKIXX=が強豪チームを相手にそれぞれ13点と12点を挙げて健闘した。
ゴンザレス監督は「強いチームを相手に第1セットと第2セット序盤まではよく戦ったが、一瞬で崩れた」「結果は負けだが、一段階成長した姿をお見せできてうれしい」と語った。そして、「代表チームの若い選手たちが国際試合のムードにある程度慣れてきたので、8月の再招集時にはより良い姿をお見せできるだろう」「杭州アジア大会やパリ五輪予選など、残りの大会にしっかり備える」と言った。
水原=キム・ヨンジュン記者