
中国の習近平国家主席(左)と握手するロシアのプーチン大統領=3月21日、モスクワ(EPA時事)
【北京時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は5日、中国の習近平国家主席が3月にロシアのプーチン大統領と会談した際、核兵器による対ウクライナ攻撃を行わないよう警告していたと報じた。
プーチン氏が国際的な孤立を深める中、友好関係を保つ習氏の発言力は増しており、一定の抑止が働く可能性もある。
中国はウクライナ情勢において「中立」を標ぼうしているが、ロシアの侵攻を非難せず、対ロ制裁にも加わっていない。核攻撃には「反対」する一方、ロシアを明確に制止する行動も取ってこなかった。ロシアのペスコフ大統領報道官は5日、記者団に「(報道は)作り話だ」と否定した。