ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員らが中央アフリカから撤退しているとの臆測が出ています。組織内で何らかの再編が行われている可能性があります。
ロイター通信などによりますと、中央アフリカで、大勢のワグネル戦闘員が飛行機に乗って飛び立ったとの報道が相次いでいるということです。
匿名の軍関係者が、数百人規模のワグネル戦闘員が最近、出国したことを認めたということです。
中央アフリカ大統領府の報道官は8日、「撤退ではなく、人員の交代だ」と報道を否定しています。
中央アフリカでは反政府軍の鎮圧を支援するため、ワグネル戦闘員が2018年ごろから活動しており、直近では1900人ほどの傭兵(ようへい)が駐留していたとみられます。
ワグネルは中央アフリカ政府を支援する一方で、現地で金の採掘権などを得ているとされ、アメリカは先月、違法な資金調達に関与した疑いで現地の企業数社に制裁を科しました。
テレビ朝日