河野太郎外相は17日までに、8月に更新期限を迎える日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について「両国関係は非常に難しい状況に置かれているが、北朝鮮問題をはじめ協力すべき課題は引き続き韓国と協力する」と述べ、更新すべきだとの考えを示した。同日付の韓国紙、中央日報の書面インタビューに応じた。
軍事上の機密情報共有を可能にする同協定は2016年11月に発効し、毎年更新されてきたが、最近の日韓関係の悪化による影響が懸念されていた。韓国側の対応について、17日付の韓国紙、東亜日報は、大統領府が同協定を維持すべきだと判断していると伝えた。
河野氏は中央日報に対し、韓国への半導体材料の輸出規制強化は元徴用工問題を巡る「対抗措置ではない」との見解を改めて強調した。同紙は、安倍晋三首相と文在寅大統領が会談すべきかどうかも質問したが、これについては明確な回答がなかったという。(共同)