神戸徳洲会病院「第三者機関交えて調査」 手術後患者死亡受け

[ad_1]

記者会見に出席した(右から)神戸徳洲会病院の新保雅也院長、徳洲会法人本部の玉井洋太郎・医療安全管理・質管理部長、福田貢副理事長=神戸市垂水区の神戸徳洲会病院で2023年7月14日午後6時59分、大野航太郎撮影

 調査委は院内の医師のほか、運営母体の医療法人「徳洲会」(東京)本部の役員や医師らで構成。1~2月に心臓や血管のカテーテル手術後に亡くなった患者2人のカルテを検証したほか、担当した男性医師から聞き取りをした。

 その結果、手術に何らかの問題の疑いがあり、患者が「予期せぬ死亡」に至ったと判断。この2件のほか、男性医師が担当したカテーテル手術100件以上のうち問題があると判断した死亡事例も調査対象に加える。

 神戸市への情報公開請求で開示された告発文には、1月に赴任した男性医師の名前を挙げ、担当したカテーテル手術後、6人が死亡し、別の5人も容体が悪化するなどした、との指摘があった。

 今後は国の医療事故調査制度に基づき、医療ミスの有無を外部の専門家を交えて調査。結果をまとめた報告書を第三者機関「医療事故調査・支援センター」に提出する。

 また、調査委は、男性医師が患者や家族に治療の経過や死亡原因を説明した内容を電子カルテに十分に記録していなかったことも明らかにした。男性医師は記述の不備を認めており、カルテに診療記録を反映するよう定める国の指針に抵触する恐れがある。

 さらに、患者2人の死亡について、本部側が4月、詳細な調査を求めていたが、病院側が「患者が重症で、処置を行った場合のリスクが高いケースだった」との理由で見送っていたことも判明した。

 新保雅也院長は調査委後の記者会見で「院内の検証が不十分だったと反省している」と釈明。法人本部の医療安全管理・質管理部長の玉井洋太郎医師は「患者や家族に大変な心配や迷惑を掛けていることをおわびする」と陳謝した上で、「処置の妥当性について現時点で踏み込んだ結論は出せないが、外部の指摘を踏まえて判断したい」と述べた。【山本康介、大野航太郎】

[ad_2]

Source link