「稼ぐことに興味ない?」連れて行かれたタワマンで7時間軟禁 「モノなしマルチ商法」大学生が受けた勧誘の実態 140万円借金してやっと解放

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勧誘を受けた男子大学生。「1人誘えば投資額の8%が報酬になる」という資料を見せられ、契約を迫られた=2023年6月、大阪府

 【この記事は記者が音声でも解説しています】

 共同通信Podcast「きくリポ」をお聞きください。

 https://omny.fm/shows/news-2/30

 ▽46階建てタワマンに7時間軟禁

 男子大学生は、怪しい勧誘をやめるよう説得するために幼なじみと会うことを決めた。約束した大阪市内のカフェに着くと、幼なじみだけではなく大学の同級生の女性も座っていた。なぜ2人がつながっているのか聞く間もなく始まったのは、暗号資産(仮想通貨)への投資の説明。幼なじみが掲げるタブレット端末の画面には「MARKETPEAK(マーケットピーク)」という文字が写っていた。

「稼ぐことに興味ない?」連れて行かれたタワマンで7時間軟禁 「モノなしマルチ商法」大学生が受けた勧誘の実態 140万円借金してやっと解放

幼なじみの男性らが報酬の仕組みを説明した手書きのメモ=2023年4月、大阪府

 案内されたのは、近くにある、ビル群を見下ろす46階建てタワーマンションの一室。入ると同年代の女性が待っており、後ろには体格のいい男性2人がボディーガードのように立っていた。

 「1人誘えば投資額の8%が報酬に、その人が誰かを誘えばさらに2%と、勧誘すればするほど報酬が増える」「私はタワマンの部屋もスポーツカーも買った」。女性は事業に参加すれば同じような生活ができると熱弁を振るう。ピークへの投資額は約2万~約3千万円の10通りあるといい、そのうち報酬の額も大きくなる140万円の投資を勧められた。

 不信感を募らせた男子大学生はトイレに行くふりをして逃げようと席を立ったが「荷物は置いて」と手をつかまれた。荷物は諦め、走って部屋から出ようと玄関の方に振り返ったが、いつの間にかボディーガード風の男性が出口をふさぐように立っている。「監禁されているのと一緒じゃないか」。怖くなった。

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