「社会人としてあり得ない」 神田副財務相辞任 オフィス街で憤る声

自民党衆院議員の神田憲次副財務相(愛知5区)が税金滞納と資産差し押さえの問題を受けて辞任しました。国民に納税を求める立場の国会議員による不祥事に、東京・神田のオフィス街では憤りの声が上がりました。

税金滞納に関する批判

神田副財務相の辞任について、オフィス街では厳しい意見が寄せられました。会社員の男性(43)は「滞納を繰り返すような人物を副大臣にするのは、政府が『税金をきちんと納めなくてもよい』というメッセージを送っているようなものだ」と指摘しました。年末調整の時期になると、サラリーマンにとっては複雑な計算が必要となることもあります。そのような時期に税金を滞納する人物が副大臣になることは、国民にとっては納得がいかないことでしょう。

不祥事の相次ぐ政府・与党について

第2次岸田再改造内閣では、神田副財務相を含む副大臣や政務官の不祥事や疑惑が相次いで発覚し、いずれも辞任する事態となりました。このことについても、オフィス街の男性は「政府や与党のモラルが崩壊しているのではないか」と疑問を呈しました。政府や与党は国民の信頼を失っているのではないかという声も聞かれました。

声援する声も

一方で、東京都中央区の70代女性は、「神田氏が4回も土地や建物を差し押さえられたことについては許せる問題ではなくなる」と指摘しました。また、近くに職場がある公務員の男性(60)は、「神田氏は一人の社会人としてあり得ない。議員も辞めて、一から出直した方がいい」と憤っていました。

神田副財務相の辞任は、税金滞納と資産差し押さえの問題に関する国会議員の不祥事が再び注目を浴びることとなりました。今後は政府や与党のモラルに対する改善が求められています。

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