【棋聖戦】佐々木大地七段悔し「中終盤に大きく間違えた気が」エース戦法に命運託すも再逆転許す

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対局開始前に駒を並べる佐々木大地七段(日本将棋連盟提供)

【写真】4連覇を果たして大盤解説会場でファンにあいさつする藤井聡太棋聖

 戦型は佐々木が得意とする相掛かり。かど番で後がない佐々木は、第2局で白星を挙げたエース戦法に命運を託した。序盤は浮き飛車に構え、積極的に攻めた。

 終盤、際どい攻め合いになり、劣勢に立たされたが逆転に成功。最後は再逆転され、投了した。

 終局後、「難しい局面が続いた」と振り返り、「先手の利をいかせるような手順もありそうだった。中終盤に大きく間違えた気がします」と悔しさをにじませた。

 藤井とは棋聖と王位を並行するダブルタイトル。これで対藤井戦は4連敗。王位戦5番勝負第2局に続き、佐々木は「先手・相掛かり」で2連敗となった。

 初タイトル戦だった棋聖戦について「初挑戦ということで、海外対局も含めて、初めて経験することが多かった。勉強になった。大舞台で自分の将棋をある程度は指すことができた」と話した。王位戦に向けて「いい将棋を指せるように精いっぱい、やるしかない」と巻き返しを誓った。

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