ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(2023年6月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は21日、ウクライナが南部と東部からロシア軍を駆逐するために先月開始した反転攻勢について、西側諸国が軍事・財政的に支援しているにもかかわらず、失敗しているとの見方を示した。
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プーチン氏はテレビ中継されたロシア安全保障会議の会合で、「いずれにせよ、(反転攻勢の)結果はまだ出ていない」「ウクライナに投入された莫大(ばくだい)な資金も、西側製の兵器や戦車、火砲、装甲車も役に立っていない」と述べた。
さらに、ポーランドを名指しし、同国の指導部がウクライナを占領する目的で「紛争に直接介入」しようとしていると主張した。
ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)が反乱に失敗した後、ベラルーシが同社の部隊を受け入れたのを受け、ポーランドはベラルーシ国境の防衛を強化している。
プーチン氏は、同盟国ベラルーシが攻撃を受けた場合、「可能な限りの手段」を使って同国を守ると明言し、「ベラルーシに対する攻撃は、ロシア連邦への攻撃を意味する」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News