2025年「最も面白かったドラマ」ランキング発表! 長寿シリーズから朝ドラまで多彩な顔ぶれ

今年も様々なドラマが視聴者を楽しませ、秋クールドラマも最終回を迎えつつあります。そこで、「日本ニュース24時間」編集部は、ウェブアンケートツール「Freeasy」を通じ、ドラマ愛好家の20歳から70歳の男女500名を対象に、「2025年の面白かったドラマ」に関するアンケート調査を実施しました。年間を通して話題を呼んだ作品の中から、視聴者の心を掴んだ上位3作品を発表します。

第3位:国民的ヒーロー誕生の軌跡を描く『あんぱん』(NHK)

今年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』が、堂々の第3位にランクインしました。漫画家やなせたかしさんと妻の暢さんをモデルに、激動の時代を支え合いながら生きた夫婦の物語です。国民的キャラクター「アンパンマン」が絵本雑誌に初めて掲載されたのはやなせさんが54歳の時であり、ドラマでもその誕生は終盤まで描かれません。しかし、その長い道のりを丁寧かつ飽きさせない構成で描き切り、多くの視聴者に感動を与えました。

特に印象的だったのは、やなせさんが戦時中に軍隊で経験した苦しいエピソードの数々です。朝ドラでリアルな戦争を描き、「アンパンマン」に込められたやなせさんの深い思いを伝えたことが、視聴者の心を強く打ちました。

  • 《やなせ先生と奥様の物語が本当に感動的でした。朝から非常に楽しめました。最高です。配役もいいですね》
  • 《小さい頃によく見ていた作品ですが、この歳になってその制作秘話を改めて知ることができて良かった》

第2位:競馬の世界を熱く表現した『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)

第2位は、競馬の世界を壮大なスケールで描いたTBS系ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』です。JRA(日本中央競馬会)の全面協力のもと、競馬に生きる人々の20年間を描く物語は、12月14日に最終回を迎えました。競走馬「ロイヤルファミリー」が有馬記念で劇的な復活を遂げるラストシーンは、多くの視聴者の感動を呼びました。

競馬界の内情を細やかに描写したことで、競馬ファンはもちろん、競馬に詳しくない人でも興味深く楽しめたと好評です。豪華ゲストの登場や視聴者の考察を呼ぶ展開で、放送中を通して絶えず話題を提供し続けました。

  • 《競馬のことや馬のことはほとんど知らなかったですが、毎回感動して泣き、こんなに感情が揺れ動かされたドラマは久しぶりです。馬と人間の心の絆もあるんですね》
  • 《好きなことを題材としたドラマで、あまり知らない事柄も多く取り上げられていて、興味深く鑑賞した》

今田美桜と妻夫木聡のツーショット写真今田美桜と妻夫木聡のツーショット写真

第1位:歴史を刻み続ける人気シリーズ『相棒 season24』(テレビ朝日系)

そして栄えある第1位に輝いたのは、テレビ朝日系『相棒 season24』です。連続ドラマ化されてから今作で24シーズン目を迎えるという、まさに長寿シリーズの金字塔。安定して高いクオリティの物語を生み出し続ける本作が、最も多くの視聴者から支持を集めました。

今シーズンの第3話では『season16』に初登場した加藤清史郎(24)演じる高田創が再登場するなど、長寿作品ならではの演出も好評を博しています。水谷豊と寺脇康文の絶妙なやりとりといったお馴染みの魅力は健在である一方、SNSから事件が発覚するエピソードなど、現代的なテーマも積極的に取り扱っています。時代に合わせて進化し続ける姿勢が、長年のファンを惹きつけて離さない秘訣と言えるでしょう。

  • 《2時間ドラマだった時から面白いと思って見ているから》
  • 《大好きなシリーズ。過去作から全て見ている。今シリーズも期待を裏切らないデキだと思う》
  • 《長年にわたり続いているシリーズ物であり、演技の上手な主役・脇役が揃っていて安定した面白さがある》

2025年のドラマシーンは、国民的アニメの誕生秘話から壮大な競馬物語、そして四半世紀にわたり愛され続ける刑事ドラマまで、多岐にわたるジャンルの作品が視聴者に感動と興奮を与えました。各作品が持つ独自の魅力と、時代と共に変化し続ける制作陣の挑戦が、日本のドラマ文化を豊かにし続けています。


参考文献: