ローマ法王フランシスコが11月23~26日の日程で来日し、被爆地の広島と長崎を訪問する方向で調整していることが18日、わかった。滞在中、天皇陛下との会見も予定している。外務省幹部が明らかにした。
広島や長崎では犠牲になった被爆者に祈りをささげ、核廃絶を訴える平和へのメッセージを発信する。東京では大規模施設でミサを行い、安倍晋三首相とも面会する方向で調整している。
法王は東日本大震災にも関心を寄せており、被災者の代表者らと東京で対話することも検討している。
ローマ法王の来日は、昭和56(1981)年のヨハネ・パウロ2世以来で、2度目となる。安倍首相が平成26(2014)年にバチカンで法王と面会し、来日を招請していた。