与野党党首らは参院選の投開票前日の20日、地方の激戦区や有権者が多い都市部で最後の訴えを行う。
安倍晋三首相(自民党総裁)は、与野党の接戦が伝えられる秋田(改選数1)を訪れた後、首都圏を回り、最後は国政選挙でラストコールを行う定番の地となった東京(同6)のJR秋葉原駅前で締めくくる。
公明党の山口那津男代表は、兵庫(同3)で厳しい戦いを続ける新人候補を神戸市で応援した後、東京で最後の演説に臨む。
一方、立憲民主党の枝野幸男代表は東京を皮切りに、野党候補同士がつばぜり合いを演じる静岡(同2)や京都(同2)などを転戦し、最後は神戸市でマイクを握る。国民民主党の玉木雄一郎代表は、党の現職が出馬した静岡や愛知(同4)を回った後、広島(同2)で最後の訴えをする予定だ。
共産党の志位和夫委員長は京都で4カ所、大阪(同4)で6カ所演説する。いずれも党の公認候補が接戦を展開する地域で、選挙区で一定の当選者数を確実に確保したい考えだ。
日本維新の会の松井一郎代表は、兵庫を回った後、本拠地の大阪で選挙戦を終える。社民党の吉川元(はじめ)幹事長は自身が地盤とする大分(同1)を最後の遊説地に選んだ。