『キングダム 運命の炎』より山田裕貴演じる万極 – (C) 原泰久/集英社 (C) 2023映画「キングダム」製作委員会
原泰久の漫画を山崎賢人主演で実写映画化する『キングダム』シリーズの第3弾『キングダム 運命の炎』(公開中)で新キャラクターの万極(まんごく)を演じる山田裕貴(※山崎賢人の「さき」は「たつさき」が正式表記)。長い白髪&鋭い眼光が覗くビジュアルが公開されるとその再現度の高さが大きな反響を呼んだが、本キャラクターに山田を起用した理由を、プロデューサーの松橋真三が語った。
【画像】ギャップ凄!「どうする家康」の山田裕貴
紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す秦国の若き王・エイ政(吉沢亮※(エイ政のエイは、上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくりが正式表記)を壮大なスケールで描く本シリーズ。第3弾では、秦国に侵攻する趙国とそれを迎え撃つ秦国が因縁の地で激突する「馬陽(ばよう)の戦い」と、かつてエイ政を救った趙国の恩人・紫夏(しか/杏)のエピソードが描かれる。山田演じる万極は、「馬陽の戦い」で信や大将軍・王騎(大沢たかお)に立ちはだかる趙の最強の武将たちの一人。かつて長平の戦いで秦国に敗れ、投降した40万人の兵を生き埋めにされたことにより、秦国に凄まじい恨みを持つ。
2021年公開の実写映画『東京リベンジャーズ』のドラケン役が大きな反響を呼び、2022年から23年にかけて『夜、鳥たちが啼く』『BLUE GIANT』(声の出演)「ペンディングトレイン -8時23分、明日 君と」などドラマや映画の主演が相次ぐ山田。今や飛ぶ鳥落とす勢いで、現在『東京リベンジャーズ』第2作の後編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』が公開中だ。
『キングダム 運命の炎』で演じる万極は、「秦国の民を根絶やしにする」揺るぎない目的を持ち、残忍な側面が強調されたキャラクターだ。山田自身、出演発表時のコメントで「やった~キングダムだ~やりたかった~。さぁどんな役だ? と楽しみにしていました。あの呪いの男ですか。怨み、怨念、その全てを背負ったような男、万極。選んでくださった方に対して僕ですか? と思うと同時に、凄いなと思いました」とオファー時の驚きを語っていたが、松橋Pはキャスティングの経緯をこう語る。