6月に大阪で開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に向けて、各国の代表で結成された国際女性団体「W20」の日本運営委員として、女性についての政策提言に携わりました。G20首脳宣言では、その提言内容がほぼすべて反映されました。
世界各国では、あらゆる施策において女性に関する課題の解決を重視し、特に、女性への暴力やハラスメントを法律で厳しく取り締まっていく流れがあります。国際労働機関(ILO)は6月、仕事でのハラスメントを禁じる条約を採択しました。
しかし、日本では「女性にも問題がある」「そこまで言わなくても」といった風潮が根強くあり、条約を履行するための国内法もありません。この問題をきちんと取り上げる政治家が増えてほしいです。
また、科学、技術、工学、芸術、数学(STEAM)分野への女性の参画支援や女性起業家の育成も、参院選を通じて多くの人に考えてほしい課題です。