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頭部切断事件で新展開
札幌・すすきの「頭部切断事件」で衝撃の情報です。すでに逮捕されている田村親子の自宅浴室内で、被害男性の頭部の動画が撮影されていたことが新たに分かりました。いったい誰が何の目的で動画を撮影したのでしょうか?その心理とは?元警視庁刑事の吉川祐二氏と犯罪心理学者の出口保行氏が解説します。
手で頭部に触れて…自宅浴室で切断された頭部を撮影
自宅浴室で切断頭部の動画を撮影
これまでに、警察の家宅捜索で田村瑠奈容疑者らの自宅2階の浴室から、被害男性の頭部が腐敗した状態で見つかっていますが、今回、新たに自宅の浴室内で男性の頭部が撮影されていたことがわかりました。押収された動画には、何者かが浴室内で手袋を着用して、手で頭部に触れる様子が映っていて、親子のうちの誰かが撮影したとみられています。
元警視庁刑事 吉川祐二氏
Q.持ち帰った遺体の一部を動画で撮るというような事例は今までありましたか?
(元警視庁刑事 吉川祐二氏)
「横たわっている遺体を撮影するということは、ないわけではありませんが、今回のように切断した頭部に触れて動画を撮るような行為は聞いたことがありません」
心理学者 出口保行氏
Q.この持ち帰った頭部を撮影する心理とはいったい何なのでしょうか?
(心理学者 出口保行氏)
「通常ではありえないことです。遺体の一部を撮影するということは、積極的に証拠を残す行為です。通常の犯罪であれば、こういう証拠を残す行為は一番嫌うことですので、それを積極的にしていることに意味があるのだろうと思います。今回の犯行が、自分の持つ怨恨や憤まんといった負の感情を背景にしていたとすれば、それらを晴らしたということを知らしめる、という意味があったのかもしれません」
「あづぃ 二週連続の出張なり」修容疑者は普段の生活をSNSに投稿
事件後も普段通りの生活を装っていた?
事件後も修容疑者は、普段通りに生活をしていたようです。勤め先の病院で勤務をして、Facebookも「2週間連続の出張なり」「近所のインドカレー屋さん」などと更新していました。しかし、その後7月24日に逮捕されています。出口氏によると「平常を装うことに腐心していたと推察できる」ということです。
Q.平常心を装っていたということですか?
(出口氏)
「事件後、逃走したり、検挙されるまでの間平常な生活をしていた犯罪者の面接をたくさんしてきましたが、平常を装うことがどれほど大変だったかをみんな口にします。例えばSNSにいつも以上に日常のことを書いてしまう。逆にそこに違和感を持つことさえあります」
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