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FNNプライムオンライン
8月3日午後1時過ぎ、東京・中野区にある日本大学アメリカンフットボール部の寮に、警視庁が家宅捜索に入りました。
【画像】過去5年間の、大麻での検挙数。近年は20代以下が7割を占め、10代で初めて使用するケースが増加している
捜査の目的は、大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反の容疑です。
捜査関係者によると、7月上旬、大学側がアメフト部の寮の内部から植物片と錠剤を発見。これを警視庁が押収し鑑定を進めていました。
鑑定の結果、植物片は大麻と判明。さらに錠剤から検出されたのは覚醒剤の成分でした。
複数の薬物が見つかったことについて、元厚生労働省麻薬取締部捜査第一課長の廣畑徹氏は、「一つの薬物を使うと、他も試したくなる。密売人は“おまけ”として絶対にほかの薬物をくれる。不思議なことではない」と話します。
“悪質タックル”から5年 再起を図る中なぜ
「めざまし8」は日大アメフト部のOBを取材。
2018年に“悪質タックル”を行ったとして、公式戦への出場資格停止処分を受けた日大アメフト部。その後2019年に解除され再起を図っているさなかに、寮から薬物が発見されたことについて、驚きを口にしました。
日大アメフト部OB:
(寮は)時間になったら点呼が入ったりしますし、それこそ各部屋に寮長がいるので、見周りとか、そういうの徹底していましたし。
あとはやはり練習がハードだったので、そんなこととか、そんなものをするような感覚もなければ、時間もないので。そんなことやる時間があるなら練習しろって話なんですけど。
4年生やレギュラー、地方から来た部員など50人ほどが生活しているという寮。
日大アメフト部OB:
やっぱり5年前にあんな地獄を見ているので。当時、日大がそういったことを起こしてまでも「日大」っていう形で(入部して)。若い学生さんだと思うので、そんな子たちが覚悟を持って日大に行ってるんだったら、そんなことしないと思うんですけど…。
5年前の“タックル問題”を知った上で入部した部員たちが、薬物に手を出すとは信じられないといいます。
さらに、報道を受けて現役の学生たちは…。
日本大学 現役大学生:
これから受験しようとしてる人が一気に減ったりとか、大学の部、イメージというか、ブランドに影響が出ると思います。
日本大学 現役の大学3年生:
前のアメフトタックル時に、なんか就活が不利になったみたいな話を聞いたんで、そっち(就活)に影響しないかどうかちょっと心配です。(大学側には)薬物所持に対しては、ちゃんと生徒に周知させてほしいし、学校側からも厳しい対応してほしいなと。
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