明石家さんま
明石家さんまが5日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。先日放送されたフジ系「FNS27時間テレビ」を巡り、ディレクターに〝説教〟したと明かした。
さんまは先週のラジオで、同特番のもっとも爆笑したシーンとしてオープニング企画「スゴ技鬼レンチャン」を挙げた。1人目の挑戦者の少女が、逆立ちしながら弓矢で風船を割る技にチャレンジしたが、いきなり失敗。これに「1発目で失敗して笑ってしまった。あの子は大好き。面白かったわ。ゲラゲラ笑ってしまった」と賛辞を送っていた。
この日は、その少女からメールが。さんまは「いやすごい、すごい!」と大感激だ。
その流れでさんまは「こないだも武田(誠司)ディレクター、1発目だから絶対大丈夫な人を何回もリハーサルして、絶対いけるしか手がないのに、1発目で失敗して。俺は『あのまま、お前続けるな』と『とにかくインタビューでつないで、〝できませんでした〟のほうが面白かったじゃないか』って説教した」と打ち明けた。
続けて「バラエティーやから、失敗は失敗でしゃあないしやな。それをどうつなぐかが面白かったのに『お前、もう一回やり直したやろ』って武田に怒ったばっかりやねん。彼女がせっかく〝おいしいの〟くれてんのにやな…。これ昔のフジテレビのDやったら多分行かさなかったと思う。インタビューでつないでたと思う。『できなかったです』『残念ですね』って」と時代の移り変わりを嘆いた。
これに共演の村上ショージも「2列目からずっと、みんなボ~っと立ったままですよね」とうなずくと、さんまは「そうそう。そっちの方がちょっと面白いやん、絵的に。『おいおい1発目でかい!』っていう」と笑顔を見せた。
また、連続成功を目指すはずの「鬼レンチャン」が、やり直したことで軸がブレたことにも落胆した様子。さんまは「『このままインタビューでつなげ!』ってテレビの前で叫んだからね、俺。せっかく面白い種をまいてくれたからやな、『行け!』と思ったけど、『あ~オーソドックスに行くか…』っていう感じ。地方局の流れがあるみたいで、やらさなあかんらしいねん、素人さんやから。そういうのもあるらしいねんけど、そこはもうインタビューで『すいません』でいって『来年またやります』ってしたら、1年またげんねんけどなあ…」と悔やんでいた。
東スポWEB