参院選沖縄選挙区で21日、無所属新人の高良鉄美氏(65)の初当選が確実となった。高良氏は地域政党・沖縄社会大衆党が擁立し、共産党や社民党などでつくる「オール沖縄」が支援した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の阻止を訴え、自民新人の安里繁信氏(49)ら3候補を引き離した。
高良氏は21日夜、支援者らが集まった那覇市内の会場で「辺野古の問題は日本の問題であることを意識してもらわないと困る。国会の中で、辺野古の問題が何を含んでいるのか訴えたい」と述べた。
高良氏を支援した玉城デニー知事は「辺野古移設反対を県民がしっかり後押しした結果だ」と強調した。その上で「県民はいくたびでも答えを出すだろうし、政治の王道をしっかり歩んでいきたい」と述べた。