ロシアのデジタル開発省は、職員がアップルのiPhoneとiPadを業務目的で使用することを禁止した。インタファクス通信がマクスット・シャダエフ・デジタル開発相の発言を引用し、11日に報じた。モスクワで5月撮影(2023年 ロイター/Maxim Shemetov)
[11日 ロイター] – ロシアのデジタル開発省は、職員がアップルのiPhoneとiPadを業務目的で使用することを禁止した。インタファクス通信がマクスット・シャダエフ・デジタル開発相の発言を引用し、11日に報じた。
同相は記者団に対し、アップルのスマートフォンやタブレットなどの携帯端末を使って、業務で使用するアプリケーションや電子メールにアクセスすることを禁止すると説明。私用でのiPhoneの利用は認めるという。
ロシア連邦保安局(FSB)は6月、米国のスパイ行為により国内の数千台のiPhoneに高度な監視ソフトウエアが侵入する被害を受けたと発表していた。
アップルはこうした主張を否定している。また、FSBがアップルとの協力を指摘した米国家安全保障局(NSA)はコメントを控えていた。