【北京=三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は12日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が中国本土で累計4万4653人、死者が1113人になったと発表した。感染者は前日から2015人増え、死者は97人増えた。
感染者は湖北省以外の各地でも広がりを見せている。中国共産党機関紙、人民日報(電子版)によると、感染者が1千人を上回っているのは湖北省のほか、広東、河南、浙江の各省で関係各地では人の動きを管理するといった感染拡大の防止策をとっているものの、封じ込めができずにいる。
首都・北京など大都市では、春節(旧正月)の大型連休を終えて帰省先などから戻ってきた人が多く、当局は感染拡大の阻止に向けて躍起になっている。