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TSMC
米国は中国の脅威から半導体供給ラインを保護するため、2022年に半導体法を通過させた。外国企業を誘致し、米国内に半導体工場を建設している。そのうち代表的企業の台湾TSMCが最先端施設を作る過程で文化の壁にぶつかり、摩擦を経験している。問題の発端は2021年に米アリゾナ州で着工した初のファウンドリー建設の遅延だ。本来2024年に完工予定だったが、現在2025年まで延期された状況だ。
TSMC側は工事遅延の理由に米国内の熟練の建設労働者不足を挙げている。非常にデリケートな最先端装備を設置する段階に入ったため、台湾から熟練労働者500人余りを連れてくるように米国政府に要請した状態だ。しかし、米国の建設労組は米国が税金を使って巨額の補助金を出している工事で海外労働者を使うのはありえないと主張する。
しかし、摩擦はここで終わらない。TSMCが米国で摩擦に遭うと台湾では「米国の労働者は技術が劣り、怠慢だ」という非難がオンラインで拡散した。米国労働者らは反対にTSMCが工事現場で安全規則を守らない慣行のために労働者の負傷が相次いでいると抗議している。ある労働者は、自分が働いた中で最も危険な工事現場だったと証言した。
このような衝突は初めてではない。オバマ元大統領が製作者として参加し話題になったNetflix(ネットフリックス)ドキュメンタリー『アメリカン・ファクトリー』は、中国企業が廃業したGM工場を買収し、ガラス工場に転換する過程で中国と米国の労働文化が衝突する様子を赤裸々に見せた。米国人としてはこれまで使ってきた先端製品がどのように可能だったかを悟るきっかけになるのと同時に、米国の製造業が競争力を回復する過程で今後も度々見られる問題ということだ。
パク・サンヒョン/オッターレター発行人
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