泉ピン子さんの人生哲学:「ない!」仲直りをする必要はない、悔いのない人生を歩む

朗読劇「すぐ死ぬんだから」での泉ピン子さんの姿勢

泉ピン子さん、終活をやめる

女優の泉ピン子さん(75歳)が17日、都内で朗読劇「すぐ死ぬんだから」の取材会に出席しました。その中で、泉ピン子さんはタイトルにちなんで「死ぬまでに仲直りしたい人」を尋ねられた際に、「ない!」と答えました。

泉ピン子さんは「悔いのない人生を歩んできた。この年齢になって、毎日美味しいものを食べて平和に生きることができる。全く後悔はない。やり残したこともない。」と語りました。そして、「自分は朗読劇をやりたかったから。その夢は叶った。」とも述べました。

橋田寿賀子さんを懐かしむ場面

取材会では、亡くなった脚本家の橋田寿賀子さんを懐かしむ場面もありました。泉ピン子さんは加齢による認知力の低下について話し、「人の顔と名前が思い出せなくなってしまった。橋田先生が亡くなって3年経つのに、それが思い出せないことが寂しい。」と嘆きました。

終活をやめた理由

泉ピン子さんは「終活もやめた。形見分けというのは一部の人に済ませておいた。」とも明かしました。また、夫に「もしボケたらごめんね」と謝ると夫は「大丈夫、ボケたもん勝ちだから心配いらないよ。」と答えたそうです。泉ピン子さんはこの言葉に感謝しながら話していました。

朗読劇「すぐ死ぬんだから」の舞台と出演者

「すぐ死ぬんだから」は内館牧子さんの原作を朗読劇化した作品です。泉ピン子さんは妻の役を演じると共に、俳優の村田雄浩さん(63歳)と共演します。物語は夫の突然の倒れがきっかけで妻が秘密を知るという展開です。昨年の上演が好評だったため、再演が決定しました。19日から始まり、12月まで全国11都市で上演されます。

出典元:日本ニュース24時間