ウクライナ情勢との関連性
ロシアの侵攻とフランスの影響力
フランスのサルコジ元大統領(68)が最近のインタビューで、「われわれはロシアを必要とし、彼らもわれわれが必要だ」と述べたことにより、物議を醸しています。ウクライナへのロシアの侵攻を支える一部のフランス人が、まだ影響力を持っている人物の発言だけに、世間は大きく動揺しました。ウクライナ政府高官もこの発言に強く非難し、それを「ロシアによる侵略戦争の正当化だ」と非難しました。
サルコジ元大統領の発言の内容
欧州とロシアの関係について
フランスの新聞フィガロによると、サルコジ氏の発言は、ロシアのプーチン大統領の誤りを認めつつ、欧州とロシアの関係を修復する必要があると主張しています。「ロシアは引き続き欧州の隣国であり、外交や対話を通じて問題を解決することが必要です」と述べたサルコジ氏は、侵攻前の状態には戻れないとし、ウクライナがロシアに占拠された領土を完全に奪還することなく和平はあり得ないとも主張しました。
ウクライナの中立性について
サルコジ氏は、「ウクライナは西側と東側の架け橋となるべきであり、中立的な国であるべきだ」とも主張しています。また、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加盟は難しいとの認識も示しました。
反発と批判の声
ポドリャク大統領府顧問の反発
ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、サルコジ氏が反発し、「他国の領土を取引の道具にしてはならない」とツイートしました。
フランス国内からの批判
フランス国内からもサルコジ氏の発言に対して批判が上がっています。「サルコジ氏はロシアに買収された」「恥ずべき発言だ」との声が聞かれます。
サルコジ元大統領の経歴と影響力
サルコジ氏は2008年にロシアのジョージア侵攻の和平合意を仲介し、フランスのEU議長国として活躍しました。最近ではマクロン大統領とも意見交換や助言を行っているようです。
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記事のソース: https://news.yahoo.co.jp/articles/abe78ab76555914a7f6e32683828e0af42b91699