ウクライナ軍、ロボーティネ集落内に定着
ウクライナ軍がロボーティネ集落内に到達し、集落内に定着していることが視覚的に確認されました。ロシア人も「残念ながら敵が集落に定着した」と報告し、米メディアも「ウクライナ軍がトクマク北の地雷原を突破し、同市を守る第1の防衛ラインに到達した」と報じています。
ウクライナ軍、ロボーティネ集落から地区まで南下
ウクライナ軍は8月16日頃にロボーティネ集落内に到達し、18日には集落内に定着していることが視覚的に確認されました。ロシア人も「残念ながらウクライナ軍は集落に定着し始めた」と報告し、米メディアも「ウクライナ軍がトクマク北の地雷原を突破し、同市を守る第1の防衛ライン(ロボーティネのこと)に到達した」と報じています。
ロシア人が投稿した視覚的証拠によると、ウクライナ軍がロボーティネ集落に定着するのを阻止できなかったことが示されています。集落内のウクライナ軍陣地=Ⓐ、集落内のウクライナ軍陣地=Ⓑ、ウクライナ軍がロボーティネの西にある防衛ライン=Ⓒを攻撃する様子が確認されました。特にⒶとⒷは18日に確認された定着地点から900m以上南に位置し、ロシア軍が集落内に保持していると推定される地区まで600mしか離れていません。このことから、ロシア軍がロボーティネを放棄する可能性も噂されています。
さらに、ベルベーヴ方向のⒹとⒺで破壊されたウクライナ軍車輌の写真が公開されました。これはウクライナ軍がベルベーヴ方向にも進んでいることを示唆しており、特にⒺまでウクライナ軍が到達したのは初めてのことです。
また、ウクライナ保安庁(SBU)のマリウク長官によると、「昨年10月のクリミア大橋への攻撃はセロハンフィルムで梱包された貨物に偽装した爆発物(TNT換算で約21トン分)を積んだトラックで行われた」と現地メディアに明かされています。
侵攻541日目、ウクライナ軍はザポリージャ、南ドネツク、バフムートで優勢となっています。ザポリージャ州の戦いでは、ウクライナ軍がロボーティネの集落内に侵入しました。また、ウクライナ保安庁がクリミア大橋を攻撃する様子を収めた映像が初公開されました。
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ