ロシア、黒海要衝の島周辺でウクライナ軍を乗せた軍艦を破壊と主張

ロシア国防省の主張

ロシア国防省は22日、黒海の要衝であるズメイヌイ島(スネーク島)の東方沖において、ロシア戦闘機がウクライナ軍の隊員を乗せた米国製軍用高速艇を破壊したと主張しました。この高速艇には「ウクライナ軍上陸グループ」が搭乗していたと説明されましたが、詳細な説明は提供されず、ロイターも独自に内容の確認はできませんでした。ウクライナ国防省はコメントに即座には応じませんでした。

ズメイヌイ島とは

ズメイヌイ島はウクライナの小さな前哨基地で、黒海北西部に位置しています。ロシアが黒海穀物合意から離脱して以来、この地域では緊張が高まっています。

ロシアとウクライナの攻撃と報復

ロシアは合意を破棄して以降、ドローンやミサイルを使ってウクライナの港湾施設や穀物サイロを繰り返し攻撃しています。一方、ウクライナの海上ドローンはロシアの軍艦を損傷し、ロシアのタンカーを攻撃しました。

ウクライナ侵攻初日の出来事

2022年2月24日、ロシアの黒海艦隊旗艦である巡洋艦「モスクワ」がズメイヌイ島に接近し、駐留していたウクライナの警備隊に対して降伏を迫り、さもなければ爆撃すると脅しました。これ以降、島はウクライナにとっての抵抗の象徴となりました。

島の警備隊が応答した「ロシア軍艦、くたばれ」という言葉は、ウクライナの国民的なスローガンとして広まりました。ロシアは一時的に島を占拠しましたが、2022年6月30日に大きな被害を受けて放棄しました。

この記事の元記事はこちらです。