岸田首相、ウクライナへの支援額を最大70億ドルに引き上げ

岸田首相のウクライナ支援発表

日本の岸田首相は、ウクライナが主催するクリミア・プラットフォームにオンラインで参加し、「ニーズに応じて最大70億ドルの支援を継続的に提供する」と発表しました。この発表は、4月に既に35億ドルの支援を表明していたものを上積みする形となります。

日本のサポート

日本政府は、ウクライナへの支援において、戦後復興や自然災害からの復興経験と専門知識を活かすことを重視しています。今年2月には、「ウクライナへ55億ドルの追加財政支援を行う」と発表しました。これによる実質的な直接支援は5億ドルであり、世界銀行を通じたウクライナへの融資が返済不可能になった場合には、日本が最大50億ドル分まで現金で債務を負担するという形での支援です。

岸田首相、ウクライナへの支援額を最大70億ドルに引き上げ
岸田首相、ウクライナへの支援額を最大70億ドルに引き上げ

出典:Emine Dzheppar

また、4月には鈴木財務相とウクライナのマルチェンコ財務相の会談で、「2023年中に35億ドルの金融支援を行う意向」と表明されました。

ウクライナ支援の意義

岸田首相は、クリミア・プラットフォームへの参加を通じて、ウクライナへの支援を強調しています。ウクライナには、日本が持つ戦後復興や自然災害からの復興経験と専門知識が活かされることで、より効果的な支援が行われることが期待されています。

岸田首相とウクライナのゼレンスキー大統領の首脳会談では、武器支援やキーウ訪問など、さまざまな話題も議論されました。しかし、日本がG7を主導する力には限界があるため、これらの取り組みが実現するかどうかはまだ不透明な状況です。

ウクライナと日本の関係が更に強化されることを期待しましょう。

※アイキャッチ画像の出典:ПРЕЗИДЕНТ Уクライナ