露メドゥーザ、プリゴジン死亡はウクライナの犯行にされる可能性が高い

プリゴジン氏の死因は、ウクライナの関与が疑われています。露メディアの情報筋によると、「プリゴジンが乗る飛行機が墜落したことに驚きはない。彼の最期はひどいものになるだろうと予測されていた。もし死亡が確認されれば、ウクライナへの責任が押し付けられる可能性が高い」と報じられています。

プリゴジンが乗る飛行機が墜落した事自体に大きな驚きはなく“酷い最後を迎えるだろう”という予感があった

プリゴジン氏はアフリカから帰国し、モスクワからサンクトペテルブルクに向かうために2機のビジネスジェットに搭乗しました。彼が乗った機体(RA-02795)はトヴェリ州クジェンキノ村近くで墜落し、墜落現場で8人の遺体が見つかりました。プリゴジン氏の死亡の可能性が高いです。

Image
(出典:Telegram経由)

現時点では墜落の原因はわかっていませんが、墜落現場から離れた場所で「機体の一部」が見つかりました。目撃者によると、「爆発音が2回聞こえた後に飛行機が墜落した」との証言もあり、「撃墜された」との意見も出ています。また、ワグナーは「墜落現場で見つかった機体の一部には対空ミサイルの破片が衝突したような痕跡がある」と主張しています。この状況から、誰もが「意図的な殺害の可能性」を疑っているようです。

露メディアのメドゥーザによれば、プーチン大統領はワグナーの反乱未遂後、プリゴジンを信頼できる人物とは見なさなくなりました。「プリゴジンが乗る飛行機が墜落した事自体に大きな驚きはなく“酷い最後を迎えるだろう”という予感があった」と報じられています。別の情報筋も「彼はトリックスターで、さまざまな組織と協力関係にあるため、彼の死亡が正式に確認されるまで待たなければならない。もし死亡が確認されれば、飛行機墜落の責任はウクライナに押し付けられる可能性が高い」と述べています。

要するに、「プリゴジン氏の殺害=飛行機墜落はウクライナの諜報機関による犯行」と主張されれば、「ロシア当局の仕業」ということになりますが、ワグナーを支持するВЧК-ОГПУは早々に「プリゴジン氏の遺体が発見され、身元が特定された」と主張していますが、プリゴジン氏の死亡はまだ公式に確認されていません。

なお、「露国営テレビのРоссия24がプリゴジン氏の死亡を確認した」という情報はフェイクですので、注意してください。

【関連記事】

  • ワグナーのプリゴジン氏が死亡か、搭乗したビジネスジェットがロシアで墜落
  • ベラルーシ大統領の仲介でワグナー反乱が収束、プリゴジン氏も兵を引くと発表
  • ワグナー部隊がリペツク州エレツを通過、モスクワまであと340km
  • プーチン大統領はワグナーの行動を反逆と認定し、内戦に発展する可能性もある
  • 露ワグナーが軍事行動、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の拘束が目的

※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由

ソースリンク:https://grandfleet.info/russia-related/medusa-prigozhins-death-likely-to-be-blamed-on-ukraine/