【最強のカタルシス】徳川四天王の完成形にSNSが大興奮

どうする家康、悩みを語るのは数正だけ

松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(NHK)では、8月20日に放送された第32回「小牧長久手の激闘」で、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政からなる「徳川四天王」がついに完成しました。彼らが「小牧・長久手の戦い」を勝利に導く一方で、もうひとりの重臣の出奔フラグが立ち、SNSは興奮と不安のジェットコースターとなりました(以下、ネタバレあり)。

徳川四天王の躍進、今回の戦で最優秀選手

最強の仲間が徐々に集まり、少しずつ成長を重ねて、大きな敵を前にして全員がそろい踏みをする・・・、この32回では、まさに少年漫画や特撮でおなじみのシーンを体現しました。家庭たちは、最終形態ともいえる「徳川四天王」をはじめとする家臣たちが、秀吉軍に立ち向かっていく様子を、寺島しのぶさんのナレーションが講談のように意気揚々と紹介し、最高にカタルシスのある展開となりました。

特に注目は、立ち位置が多かった榊原康政の躍進です。家康の無茶ぶりに次々と応え、小牧山城を魔改造したり、「秀吉の罵詈雑言を考えよう」のコーナーでひどい文面を思いついたりしました。SNSでも彼の活躍に感動の声が寄せられました。

半年以上を経て、徳川四天王が完成

待ちに待った「井伊の赤備え」がついに初登場し、忠勝もフル装備で姿を現しました。今回は戦場での活躍がなかった代わりに、忠次が「天下すくい」の舞を披露しました。放送半年以上を経て、ついに「徳川四天王」の姿が完成し、SNSでは興奮が最高潮に達しました。

悲劇のフラグそのもの、石川数正の言葉

この回はあまりにも完璧な結末で、「これが最終回かな?」と思えるほどでした。しかし、家康の人生と「上げて落とす」の落差が激しいため、そう簡単に終わるわけではありません。特に石川数正の姿が深刻なフラグを示していました。SNSでも彼の出奔についてのコメントが多数寄せられました。

徳川四天王のピーク、そして辛いストーリーへ

この回がまさに徳川家臣団のピークだったと感じるかもしれません。しかし、大事なものが手元から離れるとき、人は大きな成長を遂げるものです。次回は辛いストーリーになるかもしれませんが、殿がさらに成長することを期待して耐えましょう。

「どうする家康」はNHK総合で日曜・夜8時から放送されています。次回の第33回「裏切り者」では、小牧・長久手の戦いの敗戦からの秀吉の逆転と、石川数正の行動が描かれます。

文/吉永美和子

ソースリンク:日本ニュース24時間