DOMOTO再出発の堂本剛に“指輪批判” ファン対立の根深さに迫る

7月22日にグループ名を「KinKi Kids」から「DOMOTO」へと改め、新たな再出発を切った堂本光一(46)と堂本剛(46)。しかし、改名前最後に行ったYouTube生配信での堂本剛の“指輪”を巡る批判が波紋を呼んでいます。単なる誤解にも見えるこの批判の裏には、長年にわたるファン間の複雑な対立構造が隠されているようです。

堂本剛への「指輪批判」の真偽とその内容

問題の発端となったのは、生配信中に2人が「指スマ」というゲームをする場面でした。この時、堂本剛の手元がアップで映り込み、指輪がチラリと見えたことで、視聴者の一部から批判の声が上がったのです。指摘されたのは、その指輪が妻である百田夏菜子さん(31)とお揃いのものではないかという点でした。百田さんが以前着用していた指輪とデザインが酷似しているとの声が多く、「生配信中に着用するのは無神経だ」といった批判がSNS上で飛び交いました。

しかし、スポーツ紙記者はこの批判について慎重な見方を示しています。実際にその指輪が百田さんと同じものなのかは定かではなく、仮にお揃いだったとしても、結婚している夫婦がお揃いの指輪をしていること自体は何ら不自然なことではありません。そのため、堂本剛への一連の批判は、やや的外れな見当違いだという意見も少なくありません。

堂本光一と堂本剛、新グループ名「DOMOTO」で再出発を切った二人の姿堂本光一と堂本剛、新グループ名「DOMOTO」で再出発を切った二人の姿

深刻化するKinKi Kidsファン間の対立

今回の“指輪批判”が大きく報じられた背景には、KinKi Kids時代から根深く存在するファン間の対立構造があると言われています。音楽関係者によると、以前から堂本光一のファンと堂本剛のファンの間には深刻な意見の相違が見られたとのことです。

KinKi Kidsは、デビュー当時から二人のソロ活動が多いグループとして知られていました。しかし、そこには当人たちの意向や個々のキャリア形成があるはずであり、年末年始の恒例コンサートなど、グループとしての活動も継続的に行われてきた経緯があります。それにもかかわらず、ファンの間では「不仲説」や「グループ軽視」といった憶測が飛び交い、不必要な対立を生んできました。

具体的には、堂本光一がミュージカルなど個人の舞台活動に精力的に取り組むと、堂本剛のファンからは「光一の個人仕事がグループ活動を妨げている」といった批判の声が上がることがありました。一方で、堂本剛がソロで音楽ツアーを開催したり、様々な音楽フェスに参加するなど、ソロアーティストとしての活動に力を入れると、今度は堂本光一のファンが「剛はソロになりたがっている」などとして、バッシングを行うケースが見られました。このように、本来グループ活動を期待しているはずのファン同士が、互いのソロ活動を巡って「いがみあってしまっている状況が続いていた」と前述の音楽関係者は指摘します。今回の堂本剛への指輪批判も、その多くは堂本光一のファンによるものだと見られています。

1994年、日本武道館で初のコンサートを行うKinKi Kidsの若き日の姿1994年、日本武道館で初のコンサートを行うKinKi Kidsの若き日の姿

新グループ名「DOMOTO」に込められた二人の覚悟と現状

堂本剛がSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から独立し、堂本光一がSTARTO ENTERTAINMENTに残留するなど、二人は異なる道を歩むことになりました。しかし、KinKi Kidsというグループ名を「DOMOTO」へと改名し、今後もグループ活動を継続していくという決断は、二人の揺るぎない覚悟の証であるとされています。どちらか一方がグループを蔑ろにしているということは決してなく、むしろ二人が共に歩み続けることを強く望んでいる証拠とも言えるでしょう。

心機一転、新たな章をスタートさせたばかりのDOMOTO。しかし、ファンの間に横たわる根深い対立は、新グループの船出に影を落としかねません。

まとめ

堂本剛の“指輪批判”は、一見すると些細な出来事に見えますが、その裏にはKinKi Kids時代から続くファンの複雑な感情と対立が隠れていました。二人が「DOMOTO」としてグループを継続する強い意志を示した今、今後の活動を通じて、ファンが互いを理解し、応援し合える関係を築き、新たなグループの歴史を共に創っていくことが期待されます。

参考元:Yahoo!ニュース